セックスレス夫婦からの脱却、愛情と絆を取り戻すためのコツ

夫婦関係においてセックスは、お金よりも重要な要素となります。

初めて出会った頃の情熱的な愛情を保つことが、長年連れ添ったカップルにとっては課題となることも多いです。

セックスレスに陥ることは、多くのカップルにとって二人の関係に亀裂が入りやすいリアルで深刻なことで、そのまま放置すれば別居、離婚などの問題を引き起こす可能性があります。

この記事では、セックスレスに陥った夫婦が、愛と絆を取り戻すためにどのように乗り越えたのか、3つの実例を通じて探っていきます。

Aさん:産後からセックスレスに

Aさん夫婦は、職場結婚で会社の同期の女性と結婚しました。

結婚当初はかなり仲が良く、結婚してから数年後に2人の子供を授かりました。

Aさんの奥さんは出産前まではスレンダーなスタイルで周囲も羨む体型でしたが、出産後にはその体型が激変。出産のストレスや子育てのストレスもあり、体重も30kgほど増えてしまい、お腹も出ている状態になってしまいました。

自分の仕事や奥さんは家事が忙しくなってきたということや、お互いに睡眠をしっかりと取りたいとうこともあり、妻とは徐々にセックスレスになっていきました。

その状態が5年続いてしまいましたが、レスを解消する意外なきっかけが6年後に訪れました。それが健康診断でした。

たまたま夫婦で健康診断を受診したところ、妻の血液検査の数値に異常値が多く、このままだと早死にしてしまうと医者に宣告されてしまいました。

それから奥さんは自分の生活習慣を見直し、ダイエットに励むようになり、1年間で30kgの体重を落とすことに成功。出産前のスレンダーなスタイルに戻ったのです。

奥さんはそれからさらに女性の魅力にも磨きがかかり、出産前のようにラブラブな夫婦関係を取り戻すことができました。

Bさん:異動をきっかけに

パートナーと長年一緒にいると、お互いが一緒にいる生活というのが当たり前になってしまい、どんなご夫婦でも恋愛感情が徐々に失われていくものです。

Bさんの夫婦は、妻が専業主婦で、Bさんはコロナ禍をきっかけに在宅で仕事をしていたため、お子さんもいないこともあって家の中で2人でいる時間が普通の夫婦よりもかなり長いという状態でした。

最初の方はそれも良かったでのすが、だんだんと一緒にいることが当たり前になってきて、以前は2日に1回くらいの頻度でやっていたセックスも、気づけば週1回、月に数回という頻度に減っていました。

お互いに心の中ではレス気味に感じてはいたものの、仕事や家事の疲れもあるだろうとお互いがお互いのことを気遣って、なかなかセックスの頻度が増えないという状態でした。

しかし、Bさんの一時的な異動により、二人は別々の場所で過ごすこととなりました。離れて生活することで、お互いの存在の大切さを再認識し、愛情が再燃しました。セックスは新たな意味を持ち、夫婦関係が深まりました。

Cさん:男のプライドを捨てる

Cさんは40代後半のサラリーマン、悩みは最近、ED気味であることでした。

40代前半から、挿入途中に中折れするなどの症状があり、妻にも「病院に行ってみたら」とすすめられていますが、どうしても恥ずかしさが先に立って、まだ治療ができていない状態だったそうです。

もともとは週1回程度だった夫婦のセックスは、Cさんの勃起への不安から回数が減り、一昨年からは月1回から2カ月に1回程度に。

去年になって、さらにそれが減って、完全にセックスレスになったのは、Cさん曰く「妻にがっかりされたから」とういうことでした。

これは、ある晩のことです。

久しぶりのセックスで、相変わらず勃起に自信がないので、オーラルでたっぷりサービスをして、かなり妻を興奮させてあげることができたんです。

妻も久しぶりだからすごく盛り上がって『早く早く』とせかすので、急いで挿入しようと思ったら、どうやっても起たなかったのです。

焦れば焦るほどたたなくなり、妻に『ごめん』と謝ったら、『できないなら最初から無理しなくてもいいのに』と言われてしまいました。男性としてはかなり辛いシチュエーションだと思います。

その瞬間、「男としてのプライドが砕け散った気がしました」とCさんは言います。

その晩以来、まったく妻に触れなくなってしまったというCさん。

しかし、最近になってセックスレス解消のきっかけになったのは久々の夫婦旅行先で2人で一緒に入浴したことだそうです。その部屋には貸切露天風呂がついていました。

・・・2人とも裸で、久しぶりに一緒に湯船に入ったら結構盛り上がって、そのまま裸で室内でタッチやオーラルでいちゃいちゃしました。自分は相変わらず十分に起たなかったのですが、妻が口でしてくれて、僕も口でしてあげて、2人で一緒に気持ちよくなって……。・・とCさんはふりかえります。

これがきっかけで、

ああ、挿入にこだわってたのは、男としての自分の小さなプライドだったんだなぁ、とCさんは気が付きました。

「挿入だけがセックスじゃないですよね」

「それからは2人で自由にいろいろなエッチを楽しんでます」というCさん。

挿入にこだわらず、セックスの定義を変え、新しい方法で愛情を表現することで、セックスレスからの脱却に成功しました。

セックスレス解消の形は人それぞれ

これらの実例を通じて、セックスレスからの脱却は人それぞれ異なります。

セックスレスの原因も多岐にわたり、解決策も個人に合わせて考えるべきです。セックスにこだわらず、愛情や絆を大切にすることが、セックスレスを解消し、夫婦関係を強化する一歩となるでしょう。

まとめ

セックスレスは、長年のパートナーシップに潜む潜在的な問題ですが、愛と絆を取り戻す方法はいくつも存在します。パートナーとのコミュニケーションを大切にし、新しいセックスの定義を見つけ出すことで、セックスレスからの脱却が可能です。

どのカップルにもセックスレスの問題は訪れる可能性がありますが、愛情と理解があれば、セックスレスは乗り越えられる課題となり、より強固な絆を築く手助けとなるでしょう。

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